病気なのに波乗りをすると言う事。

少し良いですか?
波乗り禁止…と言われているのに、自殺行為にあたる波乗りをした事を批判されている方がいらっしゃりました。
病気に対して真面目に考え、行動されている方だった事から、僕は僕の意見や意志を都度、お伝えしていましたが、昨日朝から続いていた頭痛が夜まであり、その事をやり取りをして居ましたが、話が副腎腫瘍の褐色細胞腫があるのに波乗りなんて信じられない!となり、思わず電話を夜遅くにしました。
いろいろ話をさせていただきましたが、アルコールも入っていた為、その方を逆に不愉快の思いをさせた様です。
不愉快にさせてしまった事は、申し訳ないと思います。

病気が分かってから、いろいろサイトを見て、希少がんセンターへ相談した際には
『他の方のブログや、ご自身の病気関係で活動をされている方とは親密にはならない様にして下さい。あなたはあなたの症状でありますから』と。
言われていた通りだと思いました。

僕は僕なりに今の病気に立ち向かい、向き合っています。

波乗りは僕にとって大切な生活の一つなんです。
確かに波乗りはダメだよと医者に言われていますが、それを取り上げられて手術まで待つことがどうしても出来なかった。
自分の気持ちを落ち着けさるための1つでも有ったんです。
波乗りをして『気晴らし』をしたかったんです。
当然、周りの友達にも波乗りはダメだよ〜と言われました。
僕を知る友達は『全く!』と笑っていました。
でも、海に入って不安だった事が少し落ち着きました。
自分の身体の中で起きている事と自分なりに向き合う事が出来ました。

6年前の子宮筋腫全摘の時も、術前まで波乗りをして、吸いたいだけタバコを吸って。
アルコールも適度に取って。
いろんな事があって、それで海岸近くの地に1人で移住して生活をして来ました。
波乗りをする=笑顔になれる。仕事のことも忘れてスッキリできるんですよね。
浄化もできる。

仕事は移住を機に介護職に復帰し、国家資格の介護福祉士を取得しました。

施設勤務なので、当然、亡くなる方も多くいらっしゃいました。

昨年9月17日。
『みんなの』お母さんが逝きました。
其々のスタッフに素敵なドラマを作って。
ALSと言う病気。まだ70歳。
最後の方は「私は枯れる様に死にたいの」と言って食事も自ら取らなくなって。
「〇〇ちゃん(あだ名を呼び)、病気になってしまったら何も出来なくなるから、やりたい事をたくさんしなさいね、病気になっても、やれる事をたくさんやってね。後悔しないように」と。
1年であっという間にADLが落ちあっという間に胃瘻になって、あっという間に電動車椅子になって、あっという間に特殊浴になって。

施設勤務だと、いろんな事を感じます。
規則に囚われながら生活をしているご入居者様。
それが快適な暮らしだと思わせてしまっている状態。
そんな事をしない、最後まで笑顔で暮らせる。って言う施設が今の施設。

どんな人でも、死ぬ最後まで、やりたい事をたくさんやって亡くなって欲しい。
これが、僕の介護福祉士としてのポリシーでもあります。
そして、それが僕自身が、病気になって新たに向き合うことの一つでもあるかと思います。


でも、手術までの間は、悔いのない様にやりたい事をやりたい。
それが僕の意志でもあります。

この副腎腫瘍の褐色細胞腫と言う病気は、手術しても、転移や再発を繰り返してしまう病気です。皆さんがご存知のガンと同じです。
もしかしたら?闘病を繰り返してしまうかもしれない。
もう、仕事も、波乗りも出来なくなるかもしれない。

たくさんの、気持ちが錯誤しています。

でも、きちんと手術を受け、これからの為に、これからの自分の生活の為に生きて行きたいと思います。