祖母に会いに…

変わり果てた姿だった

日取りの関係で、冷凍保存の祖母の姿。

冷たいよ…
なんで、息していないの？
なんで、そんなに寒いところにいるの？
起きなよ！
お母さんが髪の毛、カットするって！
ほら！車椅子に移るよ！
私にしがみつきなよ！
ねぇってば！
おばあちゃん！

『志保子かい？来てくれて嬉しい！』
そう言ってくれた、あの時の祖母は
もう、ここには居無い。

志保子の『志』は、おばあちゃんの『志』を貰った一字
孫と言う孫(孫、ひ孫、やしゃご)にも使われて居無い『志』を貰った私。

1番近くに子供の頃から住み
旅行も、運動会も、遠足(私達姉妹)
はたまた学童保育の行事にも参加した祖母。
厳しかった祖母

26年前、脳梗塞後のリハビリ兼て、ひばりが丘から狭山ヶ丘迄、電車で来て、歩いてウチに来て、外食したり、泊りに来たり…
暫く一緒に住んだり…
塾にいく時にゴハン作ってくれたり…
木目込み人形を教えてくれたり…

数えきれない思い出ばかり
無数にある、祖母。

『志保子は、もう、おばあちゃん達見たいな人の世話する仕事はしないのかい？』

その一言で、復帰した介護職。

あれから5年…

ごめんね、おばあちゃん
志保、もう介護の仕事は出来無いよ…
嫌なんだ…
人が死んだり
病気が悪化したり
楽しい事、たくさん有るけど
介護の仕事は…

おばあちゃん
月曜日の日は
おばあちゃんの子供
おばあちゃんの孫
おばあちゃんのひ孫
おばあちゃんの玄孫

たくさん来るよ(^-^)/

楽しくなるよ！

天国の伯父さん達に会えたかな？
吉輝おじちゃんに、やっと会えたかな？
おじいちゃんに、会えたかな？
おじいちゃんと喧嘩しないでね。
もう過ぎた事だから…
おじいちゃんを許してあげてね。
私は、おじいちゃんの事、知らないけど…

おばあちゃん！
おばあちゃん！

月曜日、行くよ！